ユング、ナチス、河合隼雄...

〈ここに〉林功三という人の記事があるんですけど、
ドイツ関係の学者さんということで、ユングナチスの関係、
それを無批判に取り入れ、「心のノート」作成の旗振りをした
河合隼雄などの批判をしているわけです。
(ちなみに長文なので読むの大変)


それを読んで、ああ、なるほどなぁとは思うのですが、だからといって、
ユング心理学のすべてが否定されるわけではないと思うし、
まぁ、ぼくはユング河合隼雄もとくに惹かれるものはないから
そういう意味ではどうでもいいことなんだけど、ユング系から
枝分かれしたプロセス・ワークはやっぱりおもしろいと思うし、
ヨーロッパにとってナチスはトラウマだなぁ、とか、日本は
十五年戦争をロクに振り返ってないしなぁ、とか、いろいろ感想も
湧いてきたりして、けど、けっきょくは人間各自がもってる闇をちゃんと
みつめることができるかだし、などと乱暴にすべてを斬り捨ててしまいたくもなり、
カスタネダ流に言えば、まず第一に自分の力をきちんと蓄えることだ、
というようなことを最後に書いて、とりあえずこの文章は終わりにします。