きのう夜ねるとき、呼吸を意識していたら少し妙な気分になった。
その意識している存在だけが自分で、自分にはそれ以外のことはできないような……。
多くのひとは多くのばあい自分というものに大して注意を払わずに生きている。
しかし、そうした習慣は呼吸などに意識を向けることで変化させていくことができる。
昨夜かんじた妙な気分は、テキトーにではあるが大分長いあいだ、意識というものに注意を払いつづけてきた結果、ぼくの感じ方にある変化が起きたということの現れなのだろう。
そうやって自分が変化していくのを知るのは、ちょっと怖いが、おおむね楽しいものだ。