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ちょっとした出来事がつみかさなって、心の奥のドロドロがだいぶきれいに流された。 焦らず慌てず面倒がらず、今を生きてみよう。
亀戸あたりから北を見ると藍色に近い鼠色の、なんとも奇妙な雲が見えるよ。 まだ新しい世紀が始まったばかりだけど、なんだか世紀末の気分だね。
三崎港まで買い出しに行って、長浜の少し上にある友だちの会社の研修所に泊まった。 十分のんびりしたところで、おもしろい人たちと会って、夏の素敵な小旅行となった。
京急の快速に乗って三崎口に向かっている。 品川で乗ったときには、ビジネスマンが目につき、窓も開かない車内には重苦しい空気が充満していた。 が、幸い、蒲田、川崎と走るにつれて、空気も軽くなっていった。
だめでもいい、 だめでもいいって、 思うことにしたんだよ。 そしたら少し 楽になったさ。
意味の不在がぼくに 何ごとかを語りかけてくるので その声に耳を傾けてみた 風の音が鳴るばかりで 言葉は 聞こえなかった
なるほど、アルコールによって、このように、ちょっとイヤなところに きちゃったりも するわけだよね。気をつけたほうがいいよ、気をつけたほうが。
アルコールを入れないと来ることのできない〈場所〉がある。 早くシラフでここに来れるようになりたいものだ。
桜木町から西になるのだろうか、海とは反対のほうにしばらく行くと、野毛というあたりがあって、大通りから少し左に入ると川沿いに雰囲気のある飲み屋の長屋がある。 橋と橋の間を百メートルほどは延びているだろうか、その二階建ての長屋は、一階は川とは逆…
ひとりごと、とは言うけれどね、そうは言ってもやっぱり誰かに聞いてほしかったり、そんなときだってあるだろさ。 本八幡の串増っていう、カウンタだけの飲み屋にいるんだけどね、その下町風の空気のなか、ひとり黙って飲んでるのが、きもちいい、それは確か…
きのう夜ねるとき、呼吸を意識していたら少し妙な気分になった。 その意識している存在だけが自分で、自分にはそれ以外のことはできないような……。 多くのひとは多くのばあい自分というものに大して注意を払わずに生きている。 しかし、そうした習慣は呼吸な…
バスの中、携帯からのメイルで時間の隙間を埋めてみることにする。 余計なことで消耗しないようにね。